Toy box of the music

作曲家 木島由美子の音楽と舞台裏。

広いテーブルがあるカフェにて

IMG_1891またこれをやってました。
某カフェで楽譜書き。

写真は3月のものですが、同じシステムでの作業なのでこのまま挙げておきます。

作曲は外ではできません。私の内側で鳴っている音を追いかけるので、BGMなど他で音が鳴っていると気が散りますから、仕事部屋に籠って全く独りの状態でやります。(某S村河内さんもそんなことを言っていたような)(私に影武者などいません)(そんな身分ではありません)

編曲なら割とどこでもできます。周囲で多少音が鳴っていても平気です。そりゃクルマや電車の中は無理ですが、このシステムを広げることが出来て落ち着いて座れるところならOKです。「落ち着いて」というのが大事です。入力用のキーボードは小さくてもちゃんと用事を足してくれますが、打鍵の角度が悪いと反応が鈍いのです。だんだんん力がぁぁぁ入ってえぇぇぇぇしまうのです。落ち着いたところでないと打鍵の際にガタガタうるさくて周囲にご迷惑を…というより私が嫌なのです。

ところで、以前、仕事場を外に借りていたくらいなので、やっぱり自宅での作業だと辛いときがあります。(別に招いていない類の)訪問客、すぐ近くの公園で遊ぶ子どもの声、大人の声。その他電話やら家事やら。今日は朝から賑やかだこと。千客万来。いやいやいやいや。待って待って。仕事とアタマが切り替えられない。あうあう。

ダメだこりゃ。ってなわけで、今日の編曲作業はカフェに逃げることに。作業を始めたら濃厚な弦楽アンサンブルに知らず知らずに没頭してしまい、ハッと我に帰ると猛烈におなかが空いていることに気づきました。始めたのは午前中のはずだったけど…お昼を食べるのを忘れて午後4時近く。長時間居座ってしまってカフェにご迷惑をおかけしてしまいました。すみません、ごめんなさい。お詫びにコーヒーをおかわりしてサンドイッチを食べました。

音楽とコーヒーと。

疾く過ぎ行くな 美(はる)の中の美(はる)

なんてね。くふふ。


 

今頃ぐだぐだ言ってもしかたないから、ブログカテゴリは「ないしょ」にしとく

ブイヨンからのおれい in 仙台に行ってきました。
 
「ほぼ日刊イトイ新聞」で毎日のように写真を見せていただいてなごんでいた、糸井重里さんちの愛犬・ブイヨンちゃん。今年3月に亡くなってしまい、とても寂しい思いをしていました。ブイヨンちゃんの写真展が各地で開かれ、今日は糸井さんがサイン会にいらっしゃると知り、ぜひともお礼をお伝えしたくて仙台に参りました。

IMG_2011明るい日差しが照りつけ、人通りも割と多め。

重そうなスーツケースを転がすひと、
なにか嬉しそうに爆走する子ども、
お経をあげるお坊さん、
交通量をカウントするひと、

なかなかカオスな仙台です。


IMG_2013整理券を無事ゲットでき、写真展へ。
Webでは見たことのなかった写真も。
幸せなブイヨンちゃんとの時間がくっきりと。
あたたかな気持ちが伝わってきます。

我が家は諸事情により動物を飼えないので
ブイちゃんを毎日眺めては愛でていました。
動物のいる楽しさを
我が家の子たちにも味わわせたかったな…
我が家のカレンダーは毎年IMG_2014
ブイヨンちゃんの写真なのですよ。

ところで、今日わざわざ仙台に行ったのは
二つお伝えしたいことがあったのです。
ブイヨンちゃんに、ありがとうを。
もうひとつは…糸井さんが
被災地を心にかけてくださることのお礼を。

特に出身地・相馬には私は複雑な感情を持っていて、世界中の作曲家が被災地・相馬に心を寄せてくださって、曲を書いたり活動を展開しているというのに、今でも私自身の音としてはほとんど書けません。
ただ、しょっちゅう「ほぼ日」での震災関連の記事を読んでいると次第に気持ちが暖かくなるのです。糸井さんご本人は「遊んでるだけだよ」とおっしゃいますが…私にとって消したい記憶がこびりつく街に、こんなふうに、しかも長期間に渡って心をかけてくださるのがじんわり嬉しくて。(今年の3月の記事は本当に楽しそうでしたね)

やっぱり生まれ育った土地ですからね。でも逃げたくても逃げられない「記憶」もありますよそりゃ。高校は理系の勉強をしていたこと。母親になってから作曲の勉強を始めたこと。すべて根っこは繋がってる。

でもそんなのを抜きにして、この糸井さんの距離感というかなんというか。震災後「気の毒」とか「かわいそう」でなく、外側からごく客観的に、時に冷静に、時に楽しく接してくださることで「あ、ふつうのまちなんだな」みたいに思えたのが大きかったかも。しれません。

少しずつそう思えてきたところで、小さい頃の音の記憶を綴ったSonata『瑠璃』for Piccolo & Pianoを書くことができ、渡辺さんと加納さんに演奏していただいたのでした。そこから先のことは…まだまだ書けていないのですが、少しずつ少しずつ進めそうに思っています。

FullSizeRender…と、言いたかったんですが汗 

半分も言えなかったな〜

糸井さん
ありがとうございました。
 

5月に。

FullSizeRender息子が配属先へ引っ越し。
ついに独り立ち。

この子を育てるのは
いろんな意味で
本当に大変だったけど
ものすごく楽しかった。

幸運を祈る。
いつもいつも。

この季節の空がとても好き。

 

余談

コンサートの感想について。
演奏そのものはどうだったの?と質問を受けることが時々ありますので、私の考えを書いておきます。今ごろ書いても誰も読んでないと思うけど、こっそりと笑

今、目の前にいるひとの演奏について、いろいろと公の場…しかもデータが残るWebで書くのが嫌いなんです。思うところがあったら直接ご本人にお伝えしておしまいです。ご本人とやりとり出来れば質問もできますし、そうするといくつかの提示に納得することもあったりするので、そんな貴重なチャンスを逃しません。だから遠くから意見を述べたりしません。

それに、他の演奏家やオーケストラと比較できるほど演奏会を聴いておりませんし、生演奏はCDなど録音されたものとは全く違うものですから、その場でどうのこうの言うのはおこがましい、出過ぎたことだと思っています。何人かの演奏家、いくつかのオーケストラの音を間近で聴いて、それぞれの特徴や色彩を体感したことはありますけど。譜面を読んでから演奏会を聴くと、今目の前で鳴っている音が演奏家によってどれだけ磨かれたものであるか実感しますけど。

私は音楽を作る(作りたい)立場でいたいので、作られた音楽の中身についていつもアンテナを張り巡らせていたいと思っています。100年以上前の音楽をいまさら勉強しても21世紀には古すぎる…などと言う意見もかつて頂戴しましたが、人間は何千年と変わらない普遍的な部分はあるもので、時の流れの中で淘汰されてきたものの価値を見直すことに意義を感じます。

その上で自分が何を感じて何を生み出すのか、ここから先はWebには書きません。長い長い考え事のあとに五線紙に書き出すことが出来ればいい…(希望)のです。

今日もいい天気ですね〜。庭でスズメたちが遊んでいます。いいなぁ、いっしょに遊びたいなぁ。…と思ったらどうやらカノジョ争奪戦のようです。あら。いっしょに遊ばなくていいです。がんばって闘ってください、スズメボーイズ。

 

山形交響楽団 第269回定期演奏会!

IMG_2007山形交響楽団 第269回 定期演奏会
2018年5月19日・20日 山形テルサホール
指揮:飯森範親
クラリネット:ダニエル・オッテンザマー

<プログラム>
モーツァルト/交響曲 イ短調「オーデンセ」 
                              K.Anh.220(16a)
モーツァルト/クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
シューマン/交響曲 第3番 変ホ長調「ライン」作品97

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新緑の5月、良く晴れた午後に極上のオーケストラを聴けるとはなんと幸せなこと。充実した時間を過ごしてきました。

1曲めはモーツァルト。1982年、デンマークのオーデンセ私立交響楽団が古い資料の中から発見した全曲の写譜ということで「オーデンセ」と呼ばれるようになった交響曲イ短調。現在ではモーツァルト作曲なのかどうか不明なのだとか。
9歳の時期の作品なら、通奏低音としてのCelloやFagottoの動きがあると思われるのですが、どうも通奏低音としてだけではありませんよね。第一楽章の鋭さもモーツァルトっぽくないような。第1番のあの可愛らしさからここまで音楽的に飛躍するかしら。うーん。とてもキュートな曲であることは間違いないのですが。

次は(この曲のために中学時代にどれだけお小遣いをつぎ込んだだろうかと思われる笑)Clarinet協奏曲。ウィーンフィル首席奏者オッテンザマーさんの上品な美しい音と、ぴったり寄り添うオケの音に包まれる、至福のひとときでした。特に2楽章が絶品で…。豊かな倍音と美しいピアニシモ。神様に祈りを捧げるような、清らかで静謐な音楽。どうも涙腺弱いな。
オッテンザマー氏、こういう曲想以外のもっとはっちゃけた音楽も聴いてみたいと思っていましたので、アンコールの自作の即興曲は嬉しかったです!おちゃめな方なんですね〜

休憩後はシューマン。バルブホルンが登場した19世紀中頃の作品のため、Hornはモダンを使用していらっしゃいましたね。音量も音色も、他のピリオド楽器とのバランスをとるのが難しそうです。結果やいかに。
それと、シューマンのオーケストレーションが聴いててやっぱり辛くなります。なんでそんなにのべつまくなしブレスなし管楽器を使うんでしょうか…使うならいちいち弦楽器と重ねなくてもいいんじゃないでしょうか…特に2楽章や4楽章が始まるときに暗澹たる気分になってしまいます💧💧(しかし山響プログラムノートを書いていらっしゃる作曲家i氏ともお話ししたことなのですが、厚く重ねる件について非常に同意する部分があるのであまり他人のことは言えた義理ではないのです💧💧💧💧💧💧💧💧)
しかし和声や音楽の運びの充実はさすがシューマン!やっぱりPianoで音楽を作るひとということなのかしらね。5楽章まで来ると音楽もオケも笑みが感じられてこちらも明るい気持ちになりました。Hornセクションの方々すてきでした♪5楽章の150小節付近のはHornはおなかに力を入れて聴いてしまいます(^^)

今回も、三曲ともとても楽しませていただきました。飯森さん、オーケストラのみなさま、おつかれさまでした。ありがとうございました!!


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