先日、1日だけ完全に自由になる日がありましたので、癒されに行こうという相談になりました。つまり、美味しいものと温泉ですよ。で、次年子(じねんご)そばと、大蔵村・肘折温泉ツアーを敢行しました。

雪国というのにも強弱がありましてですね。山形はmf(メゾフォルテ)くらいですが、次年子はfff(フォルテシシモ)、肘折温泉は時々全国ニュースになるくらいのfffff(フォルテシシシシモ) の雪国です。この寒いのに何が悲しくてこの豪雪地帯に行くのかというと、寒いからこそのおそばと温泉なのですよ。

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国道13号線を北上、新庄市付近から左折して西に向かうと、十数分でこの景色です。たくさんの除雪車が稼働していました。お疲れ様です。ありがとうございます。(自動車学校の教習車も何台も見かけました)(この雪道で教習したら怖いものないよね汗汗汗)

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次年子(じねんご)の七兵衛門そば。
他県ナンバーの車をたくさん見かけました。

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午前10:48で番号札1番を取れました。…この数字の偏りかた、ほんとは二桁にしたかったのではないでしょうか…などと密かに思ったり…

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おそばは大根汁とお出汁につけて食べます。大根の漬物や昆布、きくらげの煮物が出ましたが、メニューは「もりそば」のみ。ただし、1200円食べ放題。 

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 断らない限り、この分量のお椀がどんどん運ばれてきます。
私は1杯半、ダンナは2杯半。 

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さて、肘折温泉へ。どんな雪降りでも郵便は届くし宅配は届くのです。今年は少ない少ないと言いつつこの積雪量。雪国のひとは真面目だなぁと常々思っているのですが、真面目でないと生活できないのですよね。降るそばから片付けないと外を歩けないどころか、家から出られなくなりますね。

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肘折温泉カルデラ温泉館。肘折温泉街のもう少し奥にあります。

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雪が降れば降るほど温泉の入浴料が安くなっていきます。24時間降雪量が60センチ以上だと入浴料400円引き! もともとの入浴料が450円なのに!

ものすごーく寒い中でしたが、とってもとっても温まる温泉でした。身体の芯からほぐれる感じ。いつまでも身体がぽかぽかして気持ちよかったです。
ああ、でもこの極楽を体験するにはこの雪道を行かないとならないんです。

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帰り道もこんな感じ。山形までだいたい1時間半でした。 

まぁ、普段の生活は相変わらずいろいろいろいろありますが、こんな日がたまにあれば元気が出ます。

ちなみに、次年子(じねんご)という地名は、この地域のあまりの雪の多さのため、冬の間に生まれた子どもは役場にすぐ届け出ることができず、次の春になってから届けたためと聞いています。遠い遠い時代から、みんなで身を寄せ合って生きてきた雪国なのですね。