Toy box of the music

作曲家 木島由美子の音楽と舞台裏。

2019年02月

なんとか2月を乗り切れそうな。

2月もそろそろおしまいですね。

実家の母親に引き続き父親の面倒も見なくてはならなかったこの冬、2月初旬でいちおうのケリが着いたのですが(一部まだやってますが)、今度は娘の引っ越しと卒業というイベントがやってきました。諸事情により、今月いっぱいで部屋を空け渡さなくてはなりません。

4年前、息子が仙台から引っ越すときにちょうど娘が仙台の大学に入学するというタイミングでしたので、その時は息子の家電や自転車などは娘(つまり妹)に渡せば済んだのですが、今度はそうは行きません。後輩にあげる、売る、廃棄する、山形の家で使うなどなど、いちいち全部の行き先を決めなくてはなりません。今回は大きなクルマをレンタルせず、夫婦二人のクルマで山形〜仙台を往復することにしました。すでに2台×2往復。本や書類も多いけど娘は服や雑貨が多い!母親としてはあの後どうなったかな…などと心配しています。明日で完全退去のはず。卒業式まであとひと月、なんとか生き延びるのだ、娘よ。

先日、引っ越しその2のとき、近所のカフェで家族でひとやすみしました。ここに来ることももうないかな…でもそんなことも無いかもしれない。

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8年前に息子が仙台の大学に入学した時は、家族や私にとってまだまだ遠い存在だった”仙台”という街が、8年後には「いつもの街」「仕事する街」に変化しています。子どもたち二人とも東京に行きますから、これからまたいろいろと変化していくんでしょう。


ところで、先だっての日曜日は山形市民会館第ホールにて山形市児童劇団第44回公演が行われました。

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今年度は夏の合宿以降はほとんど稽古に出られなかったのが残念です。どの班の演目でもきらきら輝く子どもたちが舞台いっぱいに演技していました。合宿のころからすれば随分成長しましたね。大きな舞台の経験が未来への大事な栄養になることでしょう。「文化」が持つ、大事な役割を果たせたかと思います。
保護者の方々、市民会館スタッフや児童劇研究会指導者のみなさま、おつかれさまでした。何度もクドクド申し上げますが…こんなに踊れる子たちなのだから、もっと踊りを書きたかったなーー。みなさん、満徳先生ごめんなさい。稽古行けずにごめんなさい。

さて、次のお芝居の音を作っています。編曲ですから「産みの苦しみ」のようなものが無いので気が楽ですが、反対に自分が書いた曲の編曲じゃないので、中にはなかなか”色”が付けられないものもあって楽じゃないです。楽だけど楽じゃないです。矛盾してますが本当です。ぐだぐだ言ってないでさっさとやります。 お知らせは後日。ちょっと待っててくださいね。

追記:
「あのころはよかった」的な話や懐メロが苦手です。過去の自慢話ばかりというのもキライです。過去の入賞歴を書き連ねるプロフィールも(必要に駆られて書いたりしますが)本当はあまり好きじゃありません。今現在とこれからの話をしましょう。ぜひ。




 

今週末ですがまたまたまたお知らせでっす。

今年もやってまいりました、この季節。山形市児童劇団の第44回公演です。
 
2019年2月24日(日)/山形市民会館大ホール
午前10:00〜/午後1:30〜(二回公演)

私は今年は「青い鳥のものがたり」の音楽を担当させていただきました。原作は、ベルギー人のノーベル文学賞受賞作家モーリス・メーテルリンクが20世紀初めに書いた「青い鳥」。おとぎ話の世界かと思いきや、作品の主題は「死と生命の意味」という実に深いお話なのです。今回は平成29年山形市児童劇団上演脚本募集において入選された作品「青い鳥のものがたり」として上演いたします。脚本としてコミカルにアレンジされていて、楽しい舞台になりそうです。子どもたちの様々な魅力的な表情をぜひご覧くださいね!

音楽としては、今回は歌がないので分量としては例年より少なめです。ですが、 DTMでオーケストラをやりたくなってしまうという何年かに一度の発作(笑)が起きてしまい、数秒の音楽にアホみたいに時間をかけて作りました。書く気になれば全て実際のオーケストラスコアに起こせるくらいの音の数になりました…もっと少なくてもコト足りるのに…バカだ…だってワルツ楽しいし…それに今年の夏はめちゃ暑かったから部屋にこもる日が多かったんだもの…ぶつぶつ…断っておきますがこれは趣味の領域です…音源にお金をもっと掛けたかったな…特に弦を…爆

そのほか「さくら貝のうた」(4、5、6年生)「劇遊び リトル⭐︎ウィッチーズ(3年生)」の、合計3本の劇が上演されます。今年はほかの舞台をまだ見ていません。大道具小道具がだいたい揃い、今週から照明も入って夜間練習も始まります。さて、どうなることやら。楽しみです。
 
児童劇団 第44回公演

雪見ツアー!

先日、1日だけ完全に自由になる日がありましたので、癒されに行こうという相談になりました。つまり、美味しいものと温泉ですよ。で、次年子(じねんご)そばと、大蔵村・肘折温泉ツアーを敢行しました。

雪国というのにも強弱がありましてですね。山形はmf(メゾフォルテ)くらいですが、次年子はfff(フォルテシシモ)、肘折温泉は時々全国ニュースになるくらいのfffff(フォルテシシシシモ) の雪国です。この寒いのに何が悲しくてこの豪雪地帯に行くのかというと、寒いからこそのおそばと温泉なのですよ。

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国道13号線を北上、新庄市付近から左折して西に向かうと、十数分でこの景色です。たくさんの除雪車が稼働していました。お疲れ様です。ありがとうございます。(自動車学校の教習車も何台も見かけました)(この雪道で教習したら怖いものないよね汗汗汗)

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次年子(じねんご)の七兵衛門そば。
他県ナンバーの車をたくさん見かけました。

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午前10:48で番号札1番を取れました。…この数字の偏りかた、ほんとは二桁にしたかったのではないでしょうか…などと密かに思ったり…

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おそばは大根汁とお出汁につけて食べます。大根の漬物や昆布、きくらげの煮物が出ましたが、メニューは「もりそば」のみ。ただし、1200円食べ放題。 

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 断らない限り、この分量のお椀がどんどん運ばれてきます。
私は1杯半、ダンナは2杯半。 

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さて、肘折温泉へ。どんな雪降りでも郵便は届くし宅配は届くのです。今年は少ない少ないと言いつつこの積雪量。雪国のひとは真面目だなぁと常々思っているのですが、真面目でないと生活できないのですよね。降るそばから片付けないと外を歩けないどころか、家から出られなくなりますね。

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肘折温泉カルデラ温泉館。肘折温泉街のもう少し奥にあります。

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雪が降れば降るほど温泉の入浴料が安くなっていきます。24時間降雪量が60センチ以上だと入浴料400円引き! もともとの入浴料が450円なのに!

ものすごーく寒い中でしたが、とってもとっても温まる温泉でした。身体の芯からほぐれる感じ。いつまでも身体がぽかぽかして気持ちよかったです。
ああ、でもこの極楽を体験するにはこの雪道を行かないとならないんです。

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帰り道もこんな感じ。山形までだいたい1時間半でした。 

まぁ、普段の生活は相変わらずいろいろいろいろありますが、こんな日がたまにあれば元気が出ます。

ちなみに、次年子(じねんご)という地名は、この地域のあまりの雪の多さのため、冬の間に生まれた子どもは役場にすぐ届け出ることができず、次の春になってから届けたためと聞いています。遠い遠い時代から、みんなで身を寄せ合って生きてきた雪国なのですね。
 


 

 

オタクについての考察

あの…。

一つ前のブログ記事(またまたお知らせでっす)についてずっと考えていたんですが、「オタク」という言葉を使うと、からかっているような、軽く侮っているような印象を持たれてしまうかもしれませんね。私が思っているよりもずっと。私としては親密な意味も含んだニックネーム的な意味だったんですが。私自身がオタクなので。(例えば『トム&ジェリー』のオープニングミュージック、楽しげに鳴っているBrass sectionの影のSaxophoneのトリルにシビレる、などと言っても誰にもわかってもらえません、いまだに)

ー(ニコニコ大百科より)ーー

オタクおたく、お宅)とは、自分の好きな事柄や興味のある分野に傾倒しすぎる人への呼称。ある物事へ一般人よりはるかに熱中している人・詳しい人のことである。
しばしば自他に関わらず揶揄などを伴ってヲタクと表記される場合もある。略称オタ(およびヲタ)。

ーーー

いいじゃないですか。最高じゃないですか。

それでも「オタク」などと呼ばれたら心外かもしれません。揶揄されたと腹が立つかもしれません。
では、「オタク」でなくて「スペシャリスト」と言えば尊敬の意味も込めた呼びかたになるかしら。 変にレッテルを貼ってしまってごめんなさいね、あんぽんたんの皆様。一緒にすんな!と叱られなかっただけ幸いでした。

実家のバタバタはだいぶ落ち着きました。あともう一息です。ハンドクリームを三日で一本使い切りました。肩も腕も湿布が大活躍です。もちろんビタミン剤も欠かせません。

実家に行ったときには、小さい頃からお世話になっている楽器店でピアノを弾かせていただいています。この生活だからこそピアノを弾くのが楽しみで楽しみで。さらわなきゃ♡よろしくです♡

追記:類は友を呼ぶって言うんですよね……

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またまたお知らせでっす

再びコンサートのお知らせです。先日お知らせした「東北の作曲家 in 仙台 2019」において演奏してくださる、バセットホルントリオ「あんぽんたん」の皆様がコンサートを開かれます。不肖わたくし木島がピアノでお手伝いさせていただきます。本当か。大丈夫か。

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いままでのことからすれば直子ねーさんには本気で心配されそうなわたくしのピアノですが、まずは手をこれ以上痛めないように気をつけて、ゆるゆると練習に取り掛かっております。何と言っても猛牛こと明氏の伴奏をしなくてはならないので体力つけて根性鍛えておかなきゃ笑

会場になる山形市・嵯蔵は60人はいるかな?っていうくらいの会場ですので、たぶんお客様と演奏者の距離がとっっっっても近くなるんじゃないでしょうか。

ちなみに、演奏者の並びは上手側から「あん」「ぽん」「たん」さんです。つまり梶原、陽子、明各氏です。それとチラシに怪しげなイラストがありますが、「たん」さんこと明くんが牛、「ぽん」さんこと陽子さんが亀、「あん」さんこと梶原さんがハリセン、わたくし木島がウニでございます。可愛くないけど目がいっちゃうと申したら、たんさんが悲しんでいましたが。

この数日前の「東北の作曲家」で「かぷかぷかぷりす」をやるんですが、時間の関係で繰り返しをカットしてしまうので、こちらの演奏会が完全版初演ということになります。そこはほら、ちょっとこだわりたいところで。バセットホルンとアルトクラリネットの違いのような問題を含め、一般の方々には「で?」「だから?」と言われることの多い、非常にマニアックな業界なのでなおさらです。


ちょっと話は飛びますが。我が家の息子の話です。
彼は時々インターネットで、飛行機の離陸をいろんな機種で何パターンも何パターンも何度も何度も観ていることがあります。説明を求めると、母には理解しがたい事柄を(なるべく噛み砕いてはくれるのですが)滔々と述べ立てるのを聞き、めちゃくちゃマニアックに育ててしまったなぁ〜…と、嬉しいというか悲しいというか誇らしいというか恥ずかしいというか何か複雑な気持ちになり、そんなこんなしているうちに、母はついにある機体のエンジン音を聴き分けられるようになってしまったことがありました。
「オタクが世界を進化させる!」と誇らしげにのたまう彼を眺めては、よくもまぁ、どうしてこう似てしまうんだろう、などと内心ため息をついたりしておりました……………

いいんです、オタクで。

オタクこそ世界を救うんです。

オタク同士の会話は「あれが好き」「これが好き」「ここが新しい」「こんなものを見つけた」などと、で溢れているのです。これが平和でなくて何であろうか。マニアック万歳。オタク万歳。

なんだかヘンな演奏会の告知になっちゃったけど、聴きにいらしてくださいねー!




 
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