本日12月1日、山形交響楽団による山形県総合文化芸術館のお披露目公演がありました。

2020年3月29日にグランドオープンですので、それまではプレオープンとなります。まだ工事中のところやレストランなど商業施設がまだ整っていなかったりですが、大ホールの中に入り、三輪郁さんの演奏による噂のベヒシュタインの音色と、飯森範親さん指揮・山形交響楽団の演奏を聴くことができました。

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奥山清行氏デザイン×山辺町オリエンタルカーペット=緞帳。
しずしずと姿を現したときには客席から歓声があがりました。
米沢織物の技法×庄内刺し子の柄+県産の木材×天童木工=座席。
館内の70%以上が県産材なのだそうで、木のいい香りがします。 
山形組子の間接照明のある階段。
縄文土器の文様を模した手すり。
オールやまがたのホール。

三輪さんのドビュッシー「喜びの島」は、ベヒシュタインを愛おしむ音楽でした。響きもピュアでクリアなピアノと、フェルトが弦の響きを止めるところなど隅々まで聴こえてくるようなホールです。ベヒシュタイン、たくさんの演奏家に弾いてもらってね。弾かれるたびにホールに馴染んでいい音になりますように。 

山形交響楽団の「スターウォーズ」「幻想交響曲」!この山形でこの編成で聴けるとは!厚手のハンカチを2枚持ってきたんですよ、このために。 
Hornが響かせる音の豊かさ、弓が弦に触れる音、pizz.のときの指が弦に触れる音、 Timpaniが小さく響かせる音、輝かしい金管楽器の響き。個人的には4楽章〜5楽章のFagottとTromboneがツボでした。特に「断頭台への行進」がグロい。大満足です。
 
こんなホールが出来たなんて。嬉しくて嬉しくて。これからのコンサートがとても楽しみです。コンサート貧乏しそうですけど笑

ところで、こんなに何から何までほんとうによく響くホールなので、お客のほうも慣れなくちゃなんないかもしれません。ホール入り口にのど飴とかあると嬉しいかもしれません。

「交響曲『咳』」のリンクを貼らせていただきます。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団創設100周年を迎えた1982年の演奏です。「オーゼの死」に乗せて演奏されるのは、皮肉たっぷりの…
 

この日のプログラム解説には次のようなことが載っていたそうですよ。

親愛なるお客様へ***

このホールの音響は非常に良いため、雑音がすべてのお客様にはっきりと聴こえてしまいます。咳は演奏家の集中力や、他のお客様が音楽を楽しむ妨げとなります。恐れ入りますが、コンサート中の咳やせきばらいはご遠慮いただきますようお願い致します(のど飴をご利用ください!)。なお、咳の音量はハンカチをお使いになることで劇的に抑えることが可能です。