この頃とくに本ばかり読んでいたので、読書メーターを始めてみました。読んだ本の内容を書き留めておけるということで、備忘録です。同じ本を読んだ人の感想を読むこともできて、なかなか面白いですよ。読書好きの方、お勧めです。

1月の読書メーター

読んだ本の数:6
読んだページ数:1515
ナイス数:9

真田太平記 12 大阪入城真田太平記 12 大阪入城感想
高遠城陥落から始まり、江戸期の真田信之までの真田家の長い長い物語。「草の者」を知らなかったので新鮮でした。優秀な諜報網=忍者のことだったんですね。
読了日:01月08日 著者:池波正太郎


知ろうとすること。 (新潮文庫)知ろうとすること。 (新潮文庫)感想
事実を知ることの大切さ、面白さ。科学を手にすることによって未来を計算出来ると言うくだりはほんとに泣きそう。冷静に、倦まず弛まず継続する理系のロマン。拍手。 今更ながら原発のこと、放射線のことを知りたくて読み始めたけど、思わぬところに感動がありました。
読了日:01月11日 著者:早野 龍五,糸井 重里

蒲団蒲団感想
男の身勝手さ、女が生きるのの窮屈さ。現代とは時代が違うし価値観もまるで違うことは重々承知しながらも、このことが強く胸に残った。  時雄は新しい時代の女性のあり方を説きながら、真逆のことを突きつけてくる。女は男に従属ばかりしていては新しい時代の女性と言えない、自立せねばならない。温順なだけの妻はつまらない。しかし本音では「男に逆らうなどもってのほか」。 パワハラ、セクハラと簡単に片付けることができないし「古い時代のこと」とも切り捨てられない、現代にも続く(特に)日本の社会の窮屈さである。
読了日:01月14日 著者:田山花袋

一兵卒一兵卒感想
病み衰えた兵士の悲哀、恐怖、病との戦いを、内側から表現した短編。ジリジリと焦げ付くような苦しみの表現にこちらも悶えてしまう。
読了日:01月17日 著者:田山 花袋


最後の将軍―徳川慶喜最後の将軍―徳川慶喜感想
慶喜側から見た、江戸末期の社会と人心の動きがダイナミックに描かれている。慶喜その人の細かな描写もあり、周囲の人々も含めた複雑な心の動きが非常に楽しかった。何度も読み返したい本である。
読了日:01月24日 著者:司馬 遼太郎

華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)感想
都市銀行という今まで全く知らなかった世界の、野望や陰謀や政界に絡む巨大な権力の話。閨閥の件も含め、不気味な世界である。時代を感じる描写と、会話文に「。」が無く、「、」ばかりで読みにくい。
読了日:01月28日 著者:山崎 豊子