4/2(土)開催予定の「作品展Vol.3」のプログラムについて紹介していく企画その2です。今日6日、13日、20日はわたくしの作品についてのエピソードを述べていきますねー。(学生の皆さんの作品は3月最後の週にしっっっかりとご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!)
冒頭1曲目「本日は。」と2曲目「ええと」と、アンサンブルbelleの皆さんについてはこちらの記事をどうぞ。
演奏曲について・その1 おまけ
今日ご紹介するのは、演奏会後半1曲目の、Es Clarinet二重奏「舞曲〜ちっちゃいClarinetのために」。大学時代の友人の佐藤明さんと奥様の陽子さんご夫妻のために書いた古典舞曲です。今回が初演です。佐藤さんご夫妻はアマチュアながらドイツ管クラリネットを深く愛するお二人でして、今回もドイツ管Es Clarinetで演奏してくださいます。一般的なフレンチシステムとはまた違った魅力的な音色のためにいろいろと試行錯誤して書きました。
5つの古い時代の舞曲でこの二重奏曲を構成しましたが、各曲が佐藤家の皆さんの5人のお名前でメロディを作ってあります。どういうことかというと、
ちなみに、音列は他の方法もありますし、各種音階も試してみましたが最終的にこれがしっくりくるものが多く作れるので最近はこの方法を多用しています。言葉を暗号にして音楽に埋め込む作業なのですが、専門家でなくてもある程度ご理解いただけた方が私も楽しいので。ちなみにちなみに、以前、音列にアルファベットでなくて日本語「いろはにほへと」を当てはめてみたのですが、面倒になりすぎて諦めたことがあります。日本語、難し〜〜〜い。
冒頭1曲目「本日は。」と2曲目「ええと」と、アンサンブルbelleの皆さんについてはこちらの記事をどうぞ。
演奏曲について・その1 おまけ
今日ご紹介するのは、演奏会後半1曲目の、Es Clarinet二重奏「舞曲〜ちっちゃいClarinetのために」。大学時代の友人の佐藤明さんと奥様の陽子さんご夫妻のために書いた古典舞曲です。今回が初演です。佐藤さんご夫妻はアマチュアながらドイツ管クラリネットを深く愛するお二人でして、今回もドイツ管Es Clarinetで演奏してくださいます。一般的なフレンチシステムとはまた違った魅力的な音色のためにいろいろと試行錯誤して書きました。
5つの古い時代の舞曲でこの二重奏曲を構成しましたが、各曲が佐藤家の皆さんの5人のお名前でメロディを作ってあります。どういうことかというと、
まず音階にアルファベットを当てはめて音列を作ります。
2曲目は、ママ=陽子さんのテーマによるクーラントです。1stと2ndで追いかけっこをするカノンにしましたが、ちょうど真ん中で今度は逆向きに音楽が進みます。全体で「くさのなはしらずめずらしはなのさく」「わたしまけましたわ」のような回文の音楽に仕立ててみました。カノンになっているので聴いてもよく分からないと思います汗 J.S.バッハのようなことをして密かに悦に入る作曲者の自己満足なんですが汗汗
次に、音楽にしたい言葉を全てローマ字にして、この音列からひとつずつ音を拾います。例えば「春」→HARU→ラ(またはシ)ラレソとなります。
この音に臨時記号を付けたり付けなかったりしてメロディに仕立てます。
「舞曲〜ちっちゃいClarinetのために」
1曲めは、パパ=明さんのテーマによるアルマンドです。16分音符のアウフタクトが特徴のモチーフで構成しました。なかなか面倒な運指で済みませんんん(下記の楽譜にはラレシレラと書いてありますが、in E♭の楽器で演奏しますので、譜面にはファシソシファと書いてあります)
5.ジグは常動曲のイメージでくるくると。
ちなみに、音列は他の方法もありますし、各種音階も試してみましたが最終的にこれがしっくりくるものが多く作れるので最近はこの方法を多用しています。言葉を暗号にして音楽に埋め込む作業なのですが、専門家でなくてもある程度ご理解いただけた方が私も楽しいので。ちなみにちなみに、以前、音列にアルファベットでなくて日本語「いろはにほへと」を当てはめてみたのですが、面倒になりすぎて諦めたことがあります。日本語、難し〜〜〜い。